2017-07-08

【 新商品 島のホウキや浮き玉、クバカゴ 】


6月上旬、休日を利用して伊平屋島へ行って来ました。樹齢300年以上といわれる念頭平松や、「神が宿る木」クバが群生するクバ山で有名な、あの島です。

私の地元でもある今帰仁村からフェリーに乗って約60分。伊平屋は3回目ですが、新しくなったフェリーには初めて乗ったので、船内がとてもきれいでびっくりしました。船の揺れも、かつてのフェリーよりもだいぶ軽減されていましたよ。ざこ寝して仮眠がとれるスペースもきれいで快適です。

そして到着してぐるりと島を案内していただきました。昔ながらの風景が残っていて、とても美しい島です。


さて今回、お休みを利用して訪問した伊平屋島ですが、実はお会いしたい方がいました。宮古のチガヤ工房などでの経験をへて、伊平屋で工房を立ちあげられた種水土花さん。



工房の中には月桃の縄で編んだ浮き玉や、マーニの葉で編んだ大きな敷き皿、カゴ、バッグなどたくさんの自然素材の産物。

島の中に溶け込んだ種水土花さんの手仕事と、その暮らしは
本当の「豊かさ」そのもののように感じました。

少しでもそれを持ち帰ろうと、今回新たに仕入れをさせていただきました。
クバの葉カゴや浮き玉、ホウキなどを入荷。
それらを少しご紹介します。




大量に採取したススキを伊平屋の真っ青な海でしごき、残った部分だけを使って丁寧に作りあげたホウキ。


柄となる部分は伊平屋の山から採ってきたチンブク竹。縛っているのは、近所のおばぁが綯ってくれたアダンの縄。ススキの毛束の横にメッシュのように入っているのは爽やかな香りのレモングラスです。

自然から生まれたものを上手に組み合わせて暮らしの道具にする。
なんだかとても素敵なことだと感じます。

大きなエネルギーを消費するのではなく、自然と向き合い寄り添ってみると工夫と試行の繰り返しが、心地よい共存の状態を生む。
そういったことがあるのではないか。

丁寧にしっかり作られたものだから、大切にして長く使う。
なるべく捨てない、という暮らし方に繋がっていくのではないか。

そんなことに思いを巡らし、島から学ぶべきことはとても多いと感じました。


月桃の縄で編んだ浮き玉。店頭にてご覧いただけます。


クバの葉カゴもさっそく店内に。バゲットや、果物を置いたり、ボトルディスプレイなどにもおすすめです。

夏のあいだに種水土花さんをお招きしてワークショップも予定しておりますので、決まり次第フェイスブックにてお知らせします。ぜひご覧ください。

--------------------------------------------------------------------
------------------------------------------------ 店長 嘉陽 -----------

0 件のコメント:

コメントを投稿