2017-06-25

aimun新作リリース企画「琉球藍を見る・知る・育てる」終了しました


ゆいまーる沖縄のオリジナルブランドaimunから、新作のポーチを販売スタートしました!名前はaimun block pouch <アイムン ブロック ポーチ>。

blockとは花ブロックのこと。花ブロックとは、沖縄で独自に発展した建築資材で、台風などの暴風から家を守り、風やほどよい陽射しは通すというデザイン性も機能性も抜群なものです。50年以上も前から生産されており、今では沖縄のいろいろな場所で見つけることができます。


今回リリースしたポーチはA5サイズくらいのシンプルなフォルムのポーチです。パキッと浮き立つ花ブロック模様で、クラッチバッグ風に使うのもおすすめです。
ウォレットやキーケースなど貴重品を入れて、ちょっとお出かけや車から降りる時など重宝します。暮らしのなかに、沖縄の風景をひっそり、とり入れてみませんか?



さて、ここからは少し、イベントのレポートをお伝えします。
今回新作リリースを記念して、6月24日にイベントを開催。
琉球藍を見る・知る・育てると題してトークイベント&琉球藍の苗の販売を行いました。

aimunは琉球藍のプロダクトを開発・販売するブランドですが、欠かせない天然染料「琉球藍」という植物そのものの生産が減少傾向にあることをうけ、植え付けのお手伝いや生産現場の情報発信もしてきました。

この日は、琉球藍の今と未来 - 伝統工芸 × デザイン から生まれるもの -と題してトークイベントを開催。
染料としての琉球藍に興味のある方や、ご自分のベランダで育て始めているという方、また私たちと同じように減少の一途を辿っていることに危機感を持ちはじめている方、学校関係で教育の現場で活かせないかと思い参加したという方、さまざまな方々がご参加くださいました。


一緒に登壇してくださった、工房藍風の城間夫妻は工房をスタートして約30年。なぜ琉球藍に携わり始めたのか、その思いを聞きました。
 紅型職人として日々染料に触れている中で、特に琉球藍に強く惹かれていったという城間正直氏。特に、甕の中では深みどり色の藍が、空気に触れた瞬間からどんどんあおく青くなっていく。その神秘的な様に魅せられたといいます。


甕を混ぜると、深みどりが時折見つけられますが、それも空気に触れるとすぐに濃い藍色に。「藍は生きている」と藍にたずさわる職人の誰もが口にすることの、理由ともいえる一場面です。


そして、工房藍風で花ブロック模様を出すためにトライし、技を磨いたのがこの抜染の技術。もともと沖縄にあった技法というわけではなく、aimunで花ブロックシリーズを生み出すにあたり共に相談しながら磨いた技術です。

aimunのデザインについては、SazieGraphicsの佐治氏からもお話をいただきました。
花ブロックをモチーフにしたアイテムは当時から散見できたが、小さいものが多く、本来のブロックの大きさに近づけることが魅力を引き出すことに繋がる、とブロックシリーズの方向性を一緒に練っていきました。
沖縄で見たことがある方には、すぐわかる。けれども、見たことがない方にも魅力的に見えるデザイン。そのようなことを意識しながら、開発してきたアイテムです。


これまでの藍・インディゴのプロダクトはグラデーションや絞り染など淡い変化でやわらかな模様が多かったかもしれません。
パキッとさわやかな印象を出したかった花ブロックシリーズでは、あえてこうしてハッキリとした模様をのせています。
沖縄の緑豊かな場所で生産されるaimunですが、お仕事、バケーション、ちょっとしたお出かけなど、幅広いシーンでいろんな方に使ってもらえることを願って、浮き立つ花ブロック模様を染め抜いています。


そして、トークの内容は琉球藍の生産の話へ。
この日は伊野波藍製造所の仲西氏も参加者としてご来場くださり、染料の形となる「泥藍づくり」の現場のお話も伺うことができました。依然として琉球藍の生産者は減っており、藍葉の納品量が減少しています。しかし今年は十分採れる見込みがあるくらいに植え付けをしたのだそうです。


こちらは2015年に私嘉陽も刈り取りに参加したときの畑の様子です。伊野波藍製造所では4tほどの藍を漬け込んで泥藍をゆっくり抽出するのですが、トラック一台に山もり盛りに積んで300kgくらいです。

琉球藍は、傾斜地に生やすのがよいと言われますが、それは日光の照射時間の関係だとされています。水分を好み、陽射しに当たりすぎると萎えてしまいますが、日光も多少必要とするのが琉球藍なのです。

城間氏が三年かけて見学の約束を取りつけ、訪れたという中国の琉球藍畑は、ほどよい隙間がある屋根のような陽よけを、笹の枝のようなもので設えていました。城間氏が海を渡ったのはもう数十年前のことですが、琉球藍が沖縄へ来る前から栽培されていたという中国で、元来の育成環境を見学に行ったのだそうです。


琉球藍そのものは、沖縄だけでなくさまざまな場所で育成されています。ですが沖縄で根付いた琉球藍の顔があります。
かつては家々の庭に「藍草」を植えて、藍甕を持ち、家族の布を家族が染めたという暮らし。琉球藍は葉(主に若葉)を食用にすることもでき、金切り声の幼児に飲ませるとそれが治るという云われもあります。そして、芭蕉布も庶民の着物だったことから、琉球藍で染められることが多かったそうです。

身近だった琉球藍の存在。時代とともに変化してきているその価値。今一度多くの方に知っていただけたらと思います。


最後に、色素としての特徴について。
琉球藍の特徴として、「赤み」があります。こちらの写真でおわかりかどうか、、「藍の花」と言われる染め時の目印。花と呼ばれる泡のところに、うっすら赤みがかっているのがお分かりでしょうか。
色素として赤を含むため、生葉で染めると藤色を出すこともできるそうです。(私はまだ実験したことがありませんが。。)

そうしたこともあって「明度がある」とも言われます。
aimunのブロックシリーズはどれも丈夫な布を使用しています。なんども重ねて染めた布は、ある意味贅沢な染め方かもしれません。
でも、よいものを発信して、その背景も知ってもらえたら、よりよいリンクを生んでいくことができるのではないかと思っています。


長くなりましたが、aimun新作リリース企画「琉球藍を見る・知る・育てる」は濃厚な情報交換を経ていったん終了しました。これからも情報発信をしつつ、ゆいまーる沖縄 本店<Storage & Lab.>が意見交換・交流の場になるように努めていきたいと思います。

今は実店舗のみでの販売ですが、近々当店のオンラインショップ、また他店様でも展開していく予定です。すぐに実物をご覧になりたい、という方はぜひゆいまーる沖縄 本店<Storage & Lab.>まで足をお運びください^^

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------------------------------------------------ 店長 嘉陽 -----------












2017-06-13

新商品 香袋

ゆいまーる沖縄 本店<Storage & Lab.>(直営の実店舗)に、かわいらしい柄の和紙に香りを包んだ「香袋」が新しく登場しました。


たきもの屋薫る風さんの、手作りの香袋。

ヤマクニブー(和名:モロコシソウ)が含まれているので、とても懐かしい気持ちになる香りです。古くから衣服の虫除けに効果があるとされ、着物などの間に挟んで用いられました。

芭蕉布が普段着だった時代は、シークヮーサーの絞り汁でゴシゴシ洗いした芭蕉の着物を水で晒し、パリパリに乾かしてからヤマクニブーを間に挟んでしまっていたそうです。

薫る風さんによると、シークヮーサーとヤマクニブーの香りが混ざり合って、なんとも言えないよい香りだったと言われているそうですよ。

タンスの中はもちろん、おうちの中の落ち着きたい空間や玄関など、香りを決めておきたい場所に置いておくと、気分に合った使い方ができます。


サイズ感はご覧の通り。
柄がたくさんあるので、現在では実店舗のみでの取り扱いです。

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------------------------------------------------ 店長 嘉陽 -----------

2017-06-10

琉球藍のはなし① aimun新作リリース企画「琉球藍を見る・知る・育てる」

6月24日土曜日、琉球藍のブランドaimunの新作リリース企画を南風原町宮平のゆいまーる沖縄 本店<Storage & Lab.>にて行います。


この企画は、aimunの新作であるポーチのお披露目とともに、琉球藍そのものやプロダクトを見てもらい、知ってもらい、育てたい方には苗木を販売して育てて頂く、という内容になっています。

ちょうど先日、琉球新報の長嶺記者が伊野波藍製造所と琉球藍のことを取り挙げ、ところどころで話題にのぼりました。私はLINEの琉球新報ニュースでトップ画像に仲西さんが写っておられるのを拝見して、驚くと同時にとても多くの方に目に触れるニュースになったのだ、と少しだけ嬉しくも思いました。

そのあと沖縄タイムスさんでも取り挙げられ、より多くの方がこのニュースを目にしたことと思います。


上の写真は、2015年の春に琉球藍の収穫の手伝いに行った際に撮影した写真です。このときすでに80代の生産農家さんが一人で収穫した軽トラ一台分の琉球藍を納品しに来た時の様子。

伊野波藍製造所のとても大きな藍甕には、3から4トンくらいの藍葉を入れるのが作業効率上よいそうです。その量は染料としての藍の需要とも見合った量。

そのため一気に収穫して一箇所に集め、大掛かりな漬け込みの作業が始まります。
上の写真の収量は200kg弱でした。


とある山の琉球藍の畑はこんな感じです。この時は4名も一緒に作業することができたので捗りました。

さて、6月24日の企画へ向けて、琉球藍のことを多方面から調べようとしていますが、文献などは少ないようです。

沖縄には他にもたくさんの草木染め染料がありますから、多くの染色家の方がおっしゃるように、数ある染料の中の一種として捉えられてきたのが通例です。

ですがその「名脇役」にスポットライトが当たり始めており、琉球藍の価値は高まりつつあると感じます。そこに生産が追いつかないのが現状のようです。


琉球文化社『琉球の文化 第二号』1972年発行
の中に、故・大城志津子さんの琉球藍に関する文章がありました。

今でこそ藍づくりは特定の人の手に委ねられているが、昔はごく普通に、自分の屋敷内とか畠のまわりの木蔭などに藍草を植えて、それを自ら製造し、そして染めたものである。現在では普通の店先にもいろいろな色使いをした反物が出廻っているけれども、戦前の着物といえば、首里の特殊なもの以外は殆んど藍染めであった。だから当然あの頃の女性は、晴着にしろ、普段着にしろ、藍染めの着物を持っていたものである。

今回のaimun新作リリース企画の中で行う苗木の販売は、ゆいまーる沖縄で初めての試みです。

ですが、大城志津子さんが書きのこしているように、かつてはこうしてそれぞれの家で屋敷内に植えて、自ら製造したという暮らしの中の琉球藍の姿があった。

瑞々しく目を潤すこの琉球藍のある風景は、きっと豊かな暮らしを彩っていたことだろう、と思います。

根拠はありませんが、このような一つの植物から暮らしの在り方を想像してみることで導き出せる「本当の豊かさ」があるのではないか、と考えます。


今回発表する新作はカジュアルなポーチです。
普段づかいしたくなる、沖縄の風景を秘めたプロダクト。
小さなきっかけから、より良い繋がりが生まれることを願って、企画を実施します。

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------------------------------------------------ 店長 嘉陽 -----------

2017-06-08

かりゆしウェアのニュース

沖縄タイムスさんの記事によると、衆議院の本会議で沖縄版クールビズ「かりゆしウェア」の着用が認められることとなったそうです。蒸し暑い夏に合った快適な服装でお仕事ができるのはいいことですね!ぜひ民間にも広がって、熱い夏のお仕事がちょっとだけ楽しくなることを期待しています。

ゆいまーる沖縄本店では実店舗・WEBの両方でかりゆしウェアを取り扱っております。すべて弊社のオリジナルデザインなので、きっとかぶりにくいはず。父の日も間近に迫る今、ぜひ一度ご覧ください!
http://www.yuimarluokinawaweb.jp/…/yuimarlu…/c/kariyushi2017

なお、実店舗は本日は定休日でございます。
明日以降のご来店をお待ちしております。
(松田)
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ゆいまーる沖縄 本店 < Storage & Lab. >
http://www.yuimarluokinawaweb.jp/fs/yuimarluweb/c/storageandlab#access

2017-05-12

【更新情報】 nifeにのせて ー ゴーヤーとしらす干しのグレフルパスタ


オンラインショップの読み物『nifeにのせて』の新しい記事が届きました。

野菜ソムリエ プロの齋藤珠美さんが今回作ってくれたのは、ゴーヤーとしらす干しのグレフルパスタ」! これから夏に向かって旬を迎えるゴーヤーの魅力についてご紹介しています。
どうぞご覧ください。

http://www.yuimarluokinawaweb.jp/fs/yuimarluweb/c/goya-pasta


2017-05-11

入荷のご案内・陶眞窯

相馬正和さん主宰の「陶眞窯」さんの器が入荷致しました。
南国らしいのびやかな絵柄と、端正で力強い筆致は、食卓を華やかに鮮やかに引き締めます。
デイゴ唐草柄のマカイやお皿をはじめ、写真のアイテムたちは比較的数がございますので、ゆいまーる沖縄本店オンラインショップにてどうぞご覧くださいませ。
https://goo.gl/hKaIDQ

2017-05-04

【 本日は定休日です 】

2017年のゴールデンウィークが始まっていますね。

ゆいまーる沖縄 本店<Storage & Lab.>は、本日定休日のためお休みです。

みどりの日で祝日となっておりますが、どうかご了承ください。

木曜の定休日以外は、通常通り11:00−18:00の営業時間となっております。


写真は蔵出し市の準備中から店内にひそんでいたトノサマバッタ。

市が終わって片付けした後、何もないテーブルの上で休んでいました。

春は、いろいろな生き物の気配が感じられる季節ですね。

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ゆいまーる沖縄 本店<Storage & Lab.> 実店舗情報はこちら
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